講習会 梅寄せ R5.12.7

昨年に引き続き、講習会のご依頼をありがとうございます

今回は年末~新年へと玄関内でお手軽に楽しめる人気の梅の寄せ植えを作りたいと思います

鉢のスペースに自分好みの小さな庭園を作ってみましょう

常温の玄関内で育てると梅の花がゆっくりと咲き、きっと素敵な新年を迎えることが出来るのでは

その後は添えの植物を育てながら、初春を迎えるまで楽しめますよ!

上手に育てれば梅などは毎年楽しむ事も出来ます

当日来れなかったお持ち帰りパックの方々には、こちらで植物などチョイスさせて頂きますので

よろしくお願いします

 

さあLets'トライ!

材料

資材

・容器 (色は白・黒選べます)

・用土、底石、苔

植物紹介 この中から5種類で植えます

・花梅 (各色選べます) 通常花期 2~3月

・黒松 耐寒性の強い丈夫な松です

・葉牡丹 MIX寄せ植え苗 ばらして使えます

・七福南天 落葉しない紅葉する南天です

・シクラメン 春まで楽しめる球根植物です

・プリムラ ジュリアン 春まで楽しめます

・ヤブコウジ 常緑で花も実も楽しめます

・カルーナ 常緑で丈夫な植物 紅葉が楽しめます

 

 

植え込みの準備

まずは植物を選択します

・梅と添えの植物を4種類選びます

・配置も考えて選びましょう

容器に底石を入れて軽く用土を入れておきます

 

1)植え込みと梅の配置

はじめに梅を配置します

梅を鉢からはずし、全体的になだらかな株にします

・梅はこの寄せ植えのメインです 

 枝ぶり等を見栄えのいい向きを考えて配置します

・鉢も楕円形なので他の植物とのバランスも大事です

・和風の寄せ植えは規則正しい形というよりは、動きのある形で植えると素敵になりますよ

 

 

 

 

 

梅が配置できたら、次に黒松を配置します

黒松はねじり仕立てになっています

向きを考えながら配置しましょう

 

 

2)添えの植物の配置

次に前方の添えの植物を配置します

南天は高さがあるので梅の横がおすすめです!

*おどり作りなので動きを付けて配置します

*高さがあるので梅の枝や蕾がかくさない位置に配置

葉牡丹を選んだ方は、対になるようバランス良く配置しましょう

*南天、プリムラジュリアンなどを配置します

*プリムラの場合は赤葉を取り除き下場を鉢の上部に合わせ、花の顔が前を向くように少し前に向けます

 

和物の寄せ植えでは前方に空間を作り化粧砂を配置して、鉢の中で小庭を演出するような感じを出すと良いでしょう!

 

全体の植物の配置をするとこのような感じになります

 

3)植え込みと苔張り

配置が決まったら用土を容器の8割位まで入れます

*用土は通常の寄せ植えのように全面平らにはせず、小庭をイメージしてあえて高低差をつけます

それぞれに高さを出すと仕上がりがとても良くなります

用土をしっかりと入れたら、苔がはりやすいようになだらかな面にならします

苔はりは少し湿らせて中央の植物の根元に貼り付けます

*同時に用土も濡らしておくと付きやすくなります

苔は植物の根元~外に広がるように配置してください

苔のふちをおさえて中ほどが膨らみを与えて用土にしっからと貼り付けて下さい

 

最後に用土の上に化粧砂を配置します(後方には赤玉土、前のスペースに寒水石や焼き赤土など)

寒水石の面を一番低く、苔の張ってある植物の根元が段々と高くなるように見せるとより自然に完成度の高い感じに仕上がります!

*苔は用土にしっかりと貼りついていないとはがれやすくなりますのでご注意を!

*苔にも高低差をつけると自然な仕上がりとなります

*水やりの時は苔を中心に与えます

 

完成です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

添えの植物を替えてみた見本です!

植物紹介

・花梅

・黒松

・ヤブコウジ

・シクラメン

・葉牡丹

 

 

4)作業風景

寄せ植え講習会の様子です

 

植物の選択に始まり、配置の選択、植え込みまで皆さんしっかりと話を聞き、真剣に植え込みに取り組んでみえられました

5)記念撮影

作品と一緒に記念撮影会

 

素敵な作品が出来ました

皆様お疲れ様でした

管理方法

置き場

比較的寒さには強い植物ですが、飛騨地区では玄関内がおすすめです

 

水やり

一般的な玄関内での置き場の場合は1週間に1度位苔のある面を中心に行います

*苔は乾きすぎるとはがれてしまう為いつも湿り気があるように!

 

その他

肥料は冬場は必要ありません。  

来春にはそれぞれの植物ごとに分けて植え替えをすると良いでしょう!

*プリムラを植えた方は明るい屋内に置かないと花つきが悪くなります