2024 つるバラのアーチ仕立て他

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みなさんこんにちは、店主のみやざきです

 

この時期はどの地域でも花が咲き美しい景色が広がります

皆さんの花壇も大切に育てきた花たちが咲き乱れている頃でしょう

花壇作りにはいろいろありますが、今回当店に依頼がありましたバラのアーチ仕立てのご紹介をしてみます

依頼時期が遅かったりと移植等に難しい点もありましたがいい感じにスッキリと整いました

依頼主様にも喜んでいただき一安心

これからも皆さまの期待に応えられるよう頑張ります!

 

バラアーチの材料

一般的にバラを仕立てる時思い浮かべるのは

「アーチ、フェンス、トレリス、オベリスク」など

サイズ、形、色、価格など選択肢がいろいろありますね

基本はお客様の好みが優先されますがお任せでという方も多いです

ご依頼内容は手前が駐車場のスペースになるため幅をとれない場所で、今にも倒れてしまいそうなくらいせり出してきたツルバラをスッキリと仕立ててほしいとのこと

何回か現場に足を運び検討した結果、今回使うアーチは軽くて幅や高さが調節可能なタイプ

奥行きも35cmとお客様のご希望を叶えられるサイズ

早速のあわせてみましょう

 

 

もう一方もせり出してしまったツルバラが、枕木で整地された花壇を圧迫しています

伸びすぎた枝もまとまりがなく広範囲に広がったわりに花芽も少ない状況

思い切った剪定と誘引が必要と考え、狭いスペースガーデンに有効なフェンスで整えてみることに

さて結果は次でご紹介しますね

2024 5月17日 バラアーチ仕立てと剪定依頼

今回の依頼は写真のようにせり出してしまったつるバラを何とかしてほしいとのこと

早速、現場を確認しました

蕾もたくさんついていますがボリューム感もあるが今にも折れ曲がりそう

しかも上に伸びた枝は配線近くを伸びて大変なことに!

早急な対応が必要ですね

 

 

 

 

 

 

 

依頼条件として 

*駐車場のスペースの確保のためあまり幅をとれない

*スッキリとした仕立てにしてほしいなど

そこでアーチは高さや長さを調整出来るタイプのアーチを用意

もったいないけれど、蕾のついた枝も含め3分の2くらいにカット

長い間手入れしてない古枝ややせた枝も剪定

 

ようやくアーチに取り付けれるサイズになりました

2024 6月2日 完成

さていよいよアーチの設置

長すぎて、重すぎる枝を三脚などで固定しながらの作業

アーチを指定幅ギリギリに設定

花の向きを正面に向けながら慎重に誘引

花は出来るだけ同じ方向に向かせてみました

屋根上の枝も必要最低限のサイズにおさえてます

最後に全体的に細い枝などのカットで風通し良く剪定

切り口にはパテを塗って、切り口から病原菌など入らないよう処理

風で足元が飛ばされないよう簡易的な足場にしてあります

最後に根元に肥料(花後に)をやって完成です!

 

 

 

*余談ですが切り落とした花や蕾はまとめて依頼主様にプレゼント

傷だらけになりながらでしたが、丁寧に仕立てた甲斐もありとても喜んで頂けました

 

2024 3月24日 つるバラと花壇植え込み

今回の依頼は神岡町のH様

 

依頼内容は下記の通り

 

*花壇にせり出してきてまとまらないつるバラを何とかしてほしい

*バラバラに植えてある他のバラもまとめて移植する

*すべての花木の剪定を行う

*アジサイ、サツキは鉢あげの移植を行う

*大きくなり過ぎたヤマボウシの剪定

*忘れな草の移植と空いた花壇へのお花の装飾など

 

残念ながら依頼を受けたこの時期は雪と霜でかまえそうになく、下見とお見積りを話してきました

 

つなぎ合わせた支柱、オベリスクは全部取り除きフェンス仕立てをオススメ!

 

絡み合いごちゃごちゃのつるバラは3分の2くらいに剪定

 

バラバラに植えている各バラの移植などを3月後半~4月頭に行う予定を立てて来ました

 

 

2024 4月5日~12日 つるバラフェンス設置、剪定

すっかり雪も解けて新芽が動き始めるこの頃装飾開始

 

まずはバラから現存の支柱を取り除き、同時に剪定を行いました

 

次にフェンスを設置して誘引

*フェンス仕立ては安定感が悪いのでしっかりとした固定作業が必要になります

 

生育不良や余分な枝を取り除き、腐食防止のパテを塗り完成

*腐食防止のパテを塗らないと病気になる恐れがあります!

 

続いて移植のタイミングで、今後のガーデンの為に土壌改良と専用土の配合を行います

*今後何年後の為にしっかりとした土壌作りが実は一番大事ですよ

 

新しい芽が吹いてくるのが楽しみな、とても良い仕上がりになりましたね

 

 

 

 

 

 

 

次にあじさい、サツキの依頼鉢への移植植え込み

*今年の花芽に影響がでそうですが依頼により剪定も行いました

 

次に依頼にあった忘れな草の移植

*中央花壇他からバラの足元に移植、サイズに合わせて植えこみます

 

続けてビオラ他の移植とオススメのオステノスペルマムを合わせて、中央花壇に植えこんで終了です

*飛騨地方は4月後半でも遅霜が降りますので寒さに強いものを選択すると良いでしょう!

 

追肥等を行い、ここでお店が繁忙期に入りますので、一旦作業は終了します

 

約1ヶ月の5月後半に様子を見て作業を開始していきます 

 

 

 

 

2024 6月7日 開花期

移植、剪定、誘引作業を終えて約1ヶ月後の様子

 

作業をしてからまだ1ヶ月程

今年の花はそれほど咲かないだろうとの予想に反して見事な状態ですとの依頼者の喜びの声を聞き、様子を見に行ってきました

写真が小さいですがホントに素敵な状態になるましたね

大変喜んでいただき一生懸命手掛けたかいがありました

高さを整えた誘引で花が綺麗に揃ってます

無駄な力を使わせない様に丁寧な剪定を行なった結果まとまった花つきを演出できていると思います

つるバラ下部は風通しの良いスッキリとした足元になってます

ところどころにミニバラを配置して立体感もありますね

想像通りの形になって良かったです!

今後は花後の剪定や追肥を忘れずに

これからの季節は害虫や病原菌との戦いも始まります

少々気が抜けませんが大好きなガーデニングです

今後も頑張ってくださいね

またわからない事やってほしいことがあればいつでもお電話ください

管理方法

やはりバラの花壇作りで大切なのは手をかける事につきると思われます

花後の剪定から的確な追肥、6月頃からの防虫、防菌対策、年中通してやることがたくさんありますね

でもそれだけに上手に仕立てれば見事な花を咲かせて楽しませてくれます

日照の限られたスペースの花壇なので足元もスッキリさせて風通しを作る事も大事です

アドバイス通りに頑張って素敵な花壇を作ってくださいね