こんにちは、店主のみやざきです
今回は和盆栽作り、時期的にお正月風の松竹梅作りをご紹介してみましょう
お正月の玄関飾りの代表松竹梅の花言葉は、松は繁栄の象徴、竹は勤勉や努力、梅は高潔、忠実、忍耐など
とてもいい言葉が入っていますね、ここに添えの植物が入ることでよりお正月向きになりますね
ただ竹は基本的に植えることは出来ず昔はササを使うことが多かったようです
そのため昔の松竹梅は梅が咲き始めるまで苔も含め緑が多くなりがちでした
でも庭園のように趣のある形はとても美しい景観美でした
最近の寄せ植えは色をたくさん使われる寄せ植えが多くなりましたのでとても華やかで素敵だと思います
ではお正月風松梅の寄せ植え作りやってみましょう
材料


植物材料紹介
八房黒松 花言葉は不老長寿
ヤツブサは黒松の変種、矮性で芽数が多くより盆栽として仕立てやすい品種です
花梅 花言葉は不屈の精神
花梅には各種のカラーがあります、また一重咲、八重咲と各種あります
オタフクナンテン 花言葉は福をなす
コンパクトにまとまる樹形と紅葉が美しい
ヤブコウジ 花言葉は明日絵の幸福
十両とも呼ばれ縁起の良い常緑低木です
葉牡丹 花言葉は祝福
ウインターローズとも呼ばれる冬の代表種、多彩な色や形を持ち装飾にも使われます
Pジュリアンサス 花言葉は運命を開く他
飛騨では3月頃から5月末まで咲き続ける多年草です
1)主役の配置


和盆栽の寄せ植えの主役と言えばやはり梅と松でしょう
どちらかだけを使う盆栽もありますが、お正月風の寄せ植えとなると梅と松が並ぶ形となりますね
最近の松竹梅等寄せ植えは添えの植物を前面の足元に植え込むため手前を広く取りましょう
配置場所がが決まったら実際に置いてみましょう
梅はつぼみがよりたくさん前面に見える位置に配置
幹の裏表を見たときにどちらがより右向き、左向きに向いているのか考えてみましょう
松は幹の表、裏を確認して配置します
枝はり等も考慮して動きをつけて配置してみましょう
見本では2種類の梅と松の樹形にあった配置をしています
*写真左
2)配置と植え込み


主役の梅と松をもとに添えの植物を配置したイメージ
添えの植物はそれぞれの良い部分を殺さないようバランスをとり配置します
*葉牡丹は動きをつけて植えましょう
*花物は中心に近い所がおすすめです
*ヤブコウジやセキショウは植栽に合った背景になる場所がおすすめです
同じような植物を使っても配置や角度、鉢などでこれほどイメージが変わります
型が決まったら用土を入れならしていきます
梅や松の根元には苔を張る為ふくらみのある形に仕上げましょう
3)苔はり


次に景観をグレードアップする苔はりを行いましょう
この作業は和盆栽作りでも難しい作業ですが作り次第でイメージが変わりますよ
主に植木の根元の景観を作ります
山脈状に配置しふちを押し固めてふくらみのある立体的な型に仕上げてみてください
*写真左
苔は全体を芝生のように張るのではなく、起伏を作る事でより自然な形に仕上がります
苔以外の場所は赤玉土(化粧砂)などで装飾しましょう
苔は幾種類もありますので、張る箇所により苔を替えるのも素敵です
最近苔はテラリウムなど、育てる植物としても人気があります
ぜひ自分好みの作品に仕上げてみて下さい
苔を張り寒水石を装飾したイメージです
*写真左
4)装飾をして完成です


次に化粧砂を丁寧にひきましょう
苔を配置した以外の部分を全体にひきます
いかがですか、苔を配置した部分がより立体的になりましたね
最後に正面の部分に寒水石をひいて完成です
それぞれの装飾で実際に作成した寄せ植えのイメージです
5)タイトルを入力してください。

管理方法
置き場 明るい玄関内向きですが、0℃以上を保てる陽気の日は野外置きも可能です
*暖房のついた室内では花が早く咲ききってしまう為不向きです
水やり 上記の場所に置いた場合1週間に一度位が目安です
*冬期は天候や空気の乾燥などに対応した水やりが必要です
肥料 月に一度位の目安で化成肥料を与えましょう
その他 花後は定期的に花柄を摘み取りましょう
3月以降は野外置きがおすすめです (日照不足の解消になります)

