つるバラのある花壇作成

こんにちは、店主のみやざきです

今回のお客様は神岡のH様

駐車場奥に続く枕木材を使ったアプローチ装飾が素敵な細長い花壇

ただ細長いゆえに道が狭く、せっかく植えて育てたつるばらが道を阻んでいます、何とかしたいですね

では早速取り掛かってみましょう!

2024 3月24日 打ち合わせ

依頼内容は下記の通り

 

*花壇にせり出してきてまとまらないつるバラを何とかしてほしい

*バラバラに植えてある他のバラもまとめて移植する

*すべての花木の剪定を行う

*アジサイ、サツキは鉢あげの移植を行う

*大きくなり過ぎたヤマボウシの剪定

*忘れな草の移植と空いた花壇へのお花の装飾など

 

残念ながら依頼を受けたこの時期は雪と霜でかまえそうになく、下見とざっとしたおすすめの話してきました

 

 

おすすめ内容は次の通り

 

*つなぎ合わせた支柱、オベリスクは全部取り除きます

*つるばらはすべてフェンス仕立てに仕立て直します

*絡み合いごちゃごちゃのつるバラは3分の2くらいに剪定してから誘引します

*バラバラに植えている各バラの移植などを3月後半~4月頭に行う

*移植したい低木は株の動き出す前に移植します

*その他樹木の剪定はそれぞれの花後に行います

 

これらをふまえたお見積りを出しておきますね

2024 4月5日 つるバラ誘引開始 

すっかり雪も解けて新芽が動き始めるこの頃装飾開始

 

まずはバラから現存の支柱を取り除き、同時に剪定を行いました

 

次にフェンスを設置して誘引

*フェンス仕立ては安定感が悪いのでしっかりとした固定作業が必要になります

 

生育不良や余分な枝を取り除き腐食防止のパテを塗り完成

*腐食防止のパテを塗らないと病気等の危険が!

 

続いて移植の前に土壌改良と専用土の配合を行います

*まずは丁寧な除草作業

*ある程度掘り起こして新たな用土を配合

*今後為にしっかりとした土壌作りが実は一番大事ですよ

 

最後に移植と誘引作業の仕上げ

*つるばらが咲くイメージを描いて位置取りを調整します

同方向に流れるような姿勢がおすすめです

 

新しい芽が吹いてくるのが楽しみな、とても良い仕上がりになりましたね

4月12日 

今回はあじさい、サツキの依頼鉢への移植植え込み

*今年の花芽に影響がでそうですが依頼により剪定も行いました

 

次に依頼にあった忘れな草の移植

*中央花壇他からバラの足元に移植

*移植サイズごとに合わせて植えこみます

 

初夏には細かな薄いブルーがきれいなお花です

グランドカバーにもなるのでいいですね

 

続けてビオラ他の移植とオススメのオステノスペルマムを合わせて中央花壇に植えこんで終了です

*飛騨地方は4月後半でも遅霜が降りますので寒さに強いものを選択すると良いでしょう!

 

追肥等を行い、ここでお店が繁忙期に入りますので、一旦作業は終了します

 

約1ヶ月の5月後半に様子を見て作業を開始していきます 

6月7日 開花期

移植、剪定、誘引作業を終えて約1ヶ月後の様子

(写真左)

 

今年の花はそれほど咲かないだろうとの予想に反して見事な状態ですとの依頼者の喜びの声を聞き、様子を見に行ってきました

写真が小さいですがホントに素敵な状態になるましたね

大変喜んでいただき一生懸命手掛けたかいがありました

高さを整えた誘引で花が綺麗に揃ってます

無駄な力を使わせない様に丁寧な剪定を行なった結果まとまった花つきを演出できていると思います

つるバラ下部は風通しの良いスッキリとした足元に

ところどころにミニバラを配置して立体感もありますね

想像通りの形になって良かったです!

 

中央花壇はパンジー、オステオスペルマムが満開に!

まだピンチして楽しめますがご要望により真っ赤なインパチェンスに植え替え

薔薇の花がなくなる頃には満開になると思います

楽しみですね!

 

今後は花後の剪定や追肥を忘れずに

これからの季節は害虫や病原菌との戦いも始まります

少々気が抜けませんが大好きなガーデニングです

今後も頑張ってくださいね

またわからない事やってほしいことがあればいつでもお電話ください

7月 剪定依頼他

写真左 before

 

7月頃綺麗だったバラ他の花が終わったとの連絡を受け、中央花壇と共に植え込みと剪定の仕事を依頼されました

 

花がらは取ってありましたが、来年の花の為に花後の剪定作業が必要です

 

ボーダーの柵越えの芽は誘引、剪定

 

今年度花芽が付いた茎は切り戻しが必要です!

 

切り口には腐食止めのパテを塗りましょう

 

 

上手に育ててくれたので、今回は病気もほとんどなくきれいに仕上がりました

 

写真左が afterです

 

さて中央花壇はパンジー他が暑さで傷む時期なので総入れ替えを行います

 

赤い花が好みとのことで、単品でも大株に仕上がるサンパチェンスを採用

 

数ポットでこの花壇を埋め尽くすほどの大株に仕上がります

 

花後の種子取りとピンチ作業、月に1度の追肥で11月まで咲き続けますよ

 

頑張ってくださいね!

2025 6月~7月

翌年の初夏、たくさんのつぼみがついたけど病気が付いたかもとのことで、出張アドバイスに行きました

 

確認するとカイガラムシが付いていましたが、病気はついていませんでした

 

早速必要な作業を行いました

 

葉色も良くアドバイス通りに管理されたようですね!

 

満開時にまた覗いてみたいと思います

 

写真左

 

 

 

 

 

7月になり満開の報告を聞き見に行ってきました

 

まだ7分咲き位かな、まだまだ楽しめますね

 

ついでに今年の剪定依頼と玄関前の装飾、金のなる木の植え替え等のご依頼を頂きました

 

その後報告は別でご紹介いたします

 

依頼を受けてから1年以上経ちましたが、想定通りの仕上がりです

 

これからもガーデニングお楽しみくださいね

管理方法

やはりバラの花壇作りで大切なのは手をかける事につきると思われます

花後の剪定から的確な追肥、6月頃からの防虫、防菌対策、年中通してやることがたくさんありますね

でもそれだけに上手に仕立てれば見事な花を咲かせて楽しませてくれます

日照の限られたスペースの花壇なので足元もスッキリさせて風通しを作る事も大事です

アドバイス通りに頑張って素敵な花壇を作ってくださいね