ビオトープのある花壇作り

みなさんこんにちは、店主のみやざきです

今回は花壇作りの実例をご紹介します

当店では花壇作りに関してよく質問を受けます

ただ広い空き地がある方や、半日陰の場所の方

チャレンジして作ってみたものの納得できる形にならなかった方

一度当店スタッフにお尋ねしてみてはいかがでしょうか

出張で簡易的なアドバイスからお見積りまでお客様のご要望にお応えします

お気軽にお問い合わせください

2023 6月 花壇作り

市内にお住いの様、ご自分で人工芝をひかれた花壇を作られたそうですが上手く出来なかったそうです

今ある状態を一掃してビオトープ(水場)のある花壇を作りたいとの事

早速下見に行って来ました

打ち合わせをした内容は次の通り

 

・今ある人工芝はできるだけ使いたい

・今あるレンガや石板もできるだけ使いたい

・シンボルツリーを植えこみたい

・ビオトープを作りメダカを飼いたい

・すっきりした宿根草の花壇を作ってほしい

・子供達も楽しめるブルーベリーやイチゴなども作りたい

・今植えてあるラベンダーは残したい

・石垣の側面には子供が飛び出さないような垣が欲しい

・後方の庭木部分はそのままでOKなど

 

要望をかなえながらのイメージ図を作成

それにそったお見積りを提出しました

お客様のOKが出て作成開始です

 

まずは人工芝の撤去作業と下作業から

後で使う為キレイにお掃除しておきます

面が少しこう配があるので出来るだけ平らにしておきます

土壌が瓦礫が多いので取り除き土壌を整えます

 

石垣側面にはブルーベリー、ラズベリー、イチゴで垣を作ります

*長方形に作った枠に堀土壌改良用土・追加用土

*果樹の添え木用に木の垣を作り誘引します

*花壇側にはイチゴの苗を植えつけます

*道路側にはグランドカバーにタイムをチョイス

 

シンボルツリーには人気のジューンベリー2.5mで

*6月には収穫できて、野鳥も寄ってきますよ!

*ご要望の石板は足元に使ってみました

 

中央花壇は楕円形にして土止めと真ん中にはご要望のレンガでアレンジしてみました

*まずはサークル掘り土壌改良用土・追加用土で花壇作成

*ラベンダーもこの中に移植してます

*ラベンダーに合う色目の花壇はパステル色をチョイス

*アナベルやレースフラワー、アガスターシェやカラーリーフにヒューケラ、グラス類等々

 

続けて今ある人工芝を設置します

花壇やシンボルツリーをさけて人工芝を切り出します

雑草などが生えにくいように防草シートもひいておきます

ここまで行うと大体の雰囲気がみえてきますね!

 

さて最後にビオトープ(水場)作り

メダカも飼えるサイズという事で80L 程の水槽たらいを用意して埋め込みます

*黒系のロックを使い周りを装飾していきます

*ロックをモルタル他で固定します

*水辺には抽水植物(菖蒲、ツワブキ他)で装飾

*その他の足元には苔でアレンジしてます

*水中には用土を入れ水草が活着しやすい環境を整えます(プランクトンもわきやすくなりますよ)

*スイレン、マツモで隠れ家や、産卵場を作ります

*最後に水をトップまで入れて完成です!

花壇作り その後

2023 6月25日

作成した花壇の様子を見に行ってきました

左側写真はビオトープの様子

メダカを飼われてもう繁殖もおこなわれてますね

スイレンも大きくなり夏場の木陰や水質維持に役立つはずです

まわりの植物と共に今後が楽しみですね

中央花壇は今のところは根が広がり株を安定させてる状態

しっかりとした根作りが出来るとぐんぐん成長します

その後は定期的な剪定と、追肥でいい花壇に仕上げましょう

この花壇は中央は宿根草で毎年楽しめる物

側面の空けたスペースにその時のお客様の好みで装飾が楽しめるようにしてあります

ぜひとも素敵な花壇にグレードアップさせてあげてくださいね

2024 11月7日~

花壇を作ってから1年以上たったある日

当店にお客様が相談したいことがあるとのこと

中心の花壇が育ちすぎて同手入れをしていいかわからない

来春の為に剪定をして整えてほしいとのこと

写真左

 

早速伺うとなるほど!

花後の選定など行われていない為伸び放題

この時期は落葉の時期も相まって見苦しい状態

樹木は例春の花芽に関わる部分は残して剪定

宿根草はとりあえずお掃除

果樹は今年の冬の為に冬越しの準備にかかります

 

 

剪定等後のお庭 写真左

 

だいぶすっきりしましたね

今年はこれで大丈夫です

コツを覚えて自分でもある程度できるようになるといいですね

作業は少しずつ定期的に行えるといいですね

 

 

 

 

 

 

 

さて剪定作業が終わる頃次の依頼を受けました

依頼内容はこちら

・昨年構わなかった花壇の一番端の部分の作成

・現在植わってる植物の移植、剪定

・ビオトープまわりの装飾、お掃除

・このまわりに新しい人工芝の設置など

人工芝張替え 11月14日~

材料がそろい作成開始

 

4月はもう葉が動き出しているため移植は慎重に

今回は鉢物を仕入れているので大丈夫ですが、植わっているものの移植は葉が動き出す前がオススメです

 

あと植樹後は水極めも必ず行いましょう

根元がしっかりとおちつき水やりもおこなえます

最後に添え木化工をおこないます

今回は3本の添木で景色を損なわないようにしてみました

 

ツワブキとトクサは水持ちのよい用土でおこないます

苔も乾燥に弱いから地面にしっかりと吸着させないとすぐにはがれてきます

定着できれば苔もキレイに育つので丁寧に行いましょう

 

今回はリュウノヒゲが間に合わなかったのでヒューケラまだ入れて終了しておきます

 

ここから約1ヶ月くらいはしっかりと冠水をおこないます

時々苔をおさえながら冠水するとより吸着しやすくなります

 

 

2025

管理方法

この花壇のポイントは苔の活着でしょうか

苔はもともと陰りやすいジメジメしたところにつきやすい植物なので、この場所のような見通しの良い花壇では定期的な冠水が必要になります

どうしても活着が悪い場合には、見た目が変わりますが日当たりに強い砂ゴケにするのもありかも

シンボルツリーは剪定、花後と年末の追肥を忘れずに

モミジは夏場にはうどんこ病などが出やすいので気を付けてな

ヒューケラとツワブキはこみ過ぎたら葉を間引いて風通しを作ると良いでしょう

では頑張って下さい

また、わからないことがあれば遠慮なくお問い合わせください