2021 講習会 寄せ植え ~お正月アレンジ 万両version~

毎年講習会を開催して頂きありがとうございます

今年のお正月風寄せ植えは、お正月らしい松に加え赤い実の付いた万両や梅を思わせる

お花が咲くギョリュウバイなどを使って行いたいと思います

材料

・鉢 雅シリーズボール型

・苔

・鉢底石 用土

・化粧砂

 

植物紹介

・黒松

・万両

・葉牡丹(おどり)

・ギョリュウバイ

1)植え込み

鉢底あみを置き底石を適量ひきます

次に用土を容器の3分の1ほどひきます

 

和風寄せ植えの場合、鉢の中に小庭を造るようなイメージで植物の配置を考えると良いでしょう

植物は真っ直ぐ植えるのではなく、動きの雰囲気が出るように角度や傾きを意識しましょう

 

始めに松をゆっくりとポットを外し、松の根をかるくほぐします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松を鉢の後方に配置します

*ほんの少し真ん中よりもどちらか片方に置くイメージで少し後ろに傾ける感じで配置すると幹の勢いさが際立ちます

 

植物の顔が手前に向くように、葉や幹がしっかり見える角度に配置します

2)植え込み

万両の配置

 

植物の顔(実付き等の良い方)を正面に向けて配置します

この時松の枝や葉と重ならないようにバランス良く配置して下さい

 

ギョリュウバイの配置

 

ギョリュウバイも花がたくさん付いている方を手前にして配置すると良いでしょう

少し動きを付けて植え付けましょう

 

3)植え込み

葉牡丹は根を少し切りおとして配置します

*お好みで分けれれば分けて配置します

 

和風の寄せ植えの場合小庭風に仕上げたいため、植物はかたまって植えずそれぞれに動きのあるようなイメージに

なるように意識して植えましょう

 

プリムラの場合は顔が前を向くように少し前に向けます

*共に赤葉を取り除き下葉を鉢の上部に合わせます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物の配置が決まったら、用土を入れます

 

4)仕上げと苔張り

用土を容器の8割位まで入れます

*用土は通常の寄せ植えのように全面平らにはせず、小庭をイメージして高低差をあえてつけます

 それぞれに高さを出すと仕上がりがとても良くなります

*中ほどの植物の根元を高めに仕上げましょう!

 

 

用土をしっかりと入れたら、苔がはりやすいようになだらかな平らにします

 

用土を入れるとこんな感じです

 

 

 

 

 

 

 

苔はり

 

少し湿らせた苔を中央の植物の根元に貼り付け

*同時に寄せ植えの方の用土も濡らしておくと付きやすくなります

苔は植物の根元から外に広がるように配置してください

苔のふちをおさえて中ほどが膨らみを与えて用土にしっからと貼り付けて下さい

*用土に貼りついていないとやがて苔ははがれてしまいますのでご注意を!

*苔にも高低差をつけてあげるとより自然な仕上がりとなります

*苔は水分が好きなので、水やりの時は苔を中心に与えます

5)化粧砂を入れて完成です

まずは赤玉土を苔と容器のすき間にバランス良く入れておきます

*水の乾きがわかりやすくなる効果が有ります

*下土と混ぜない様にご注意ください

 

その後化粧砂(寒水石等)を前面に適量配置していきます

*化粧砂のしたにも赤玉土を配置して置きましょう

管理方法

寒さに強い植物ばかりですが、玄関内向きの寄せ植えとなります

明るく涼しい場所で楽しんでください

 

お水は4~5日に一度与えてください

苔がはってある所を中心に全体にお水を与えて下さい